甲州道中道筋改良についての要望書を受けて<速報>

平成24(2012)年2月29日付で日野市に対し以下の内容の要望書を提出していましたが、今年度予算で日野駅周辺おもてなしルート整備事業の一環として一部実現されそうです。

平成24年2月29日

日野市長

馬場弘融様

日野宿発見隊代表

加地 勝

甲州道中道筋改良について(要望)

 幾多の変遷を経て長い歴史を刻んだ当市内の甲州街道は新路線に変更され、江戸期に日野宿を潤した街道は姿を変えています。日野宿の存在や姿が薄れ変わってゆくのも時代の移りでしょうか。しかし多くの歴史遺産と共に日野宿が存在した証を後世に引き継ぎ、また活用することも非常に大切なことと考えます。かつて上宿と呼ばれた現日野本町三・四丁目界隈には江戸時代、甲州道中と呼んだ道筋が歴史遺産としてしっかり残っています。この道筋を甲州道中が存在していたモニュメントとして整備活用してゆくことを日野市制50周年記念事業として取り上げられますようお願いする次第です。即ち八坂神社前から新たに改築された旧森町消防器具置場北側の小路を西に入り、上宿の辻公園で南に折れて直進、商店街を抜けて宝泉寺前から飯綱権現、坂下地蔵尊に至る道筋を、甲州道中であったことを彷彿させるような意匠を持つ道に改良するならば、日野宿の持つ歴史遺産を巡る道として一体的に活用できると考えます。また、日野駅周辺の商圏の振興にも寄与できるのではないでしょうか。近時、界隈の公共施設は日野市によって、ミニ公園は「上宿の辻公園」と命名され、旧森町の消防小屋は宿場であった歴史を思わせる意匠の外観を備えた消防器具置場に建て替えられました。道路が変貌することによって街の景観が変わることも期待できるのではないでしょうか。


         


共同提案者 横町自治会有志    荻 原 親 雄
森町自治会有志    水 越 勝 重
日野駅前商栄会有志  曽 我 眞 二

                                                                                           以上

日野市制50周年記念事業 甲州道中道筋改良に付随しての提案

甲州街道およびその付近において、次の点を提案します。

1.上宿、仲宿、下宿の各個所に常夜灯を設置
2.新奥多摩街道入口(高木歯科前付近)に「渡船場道入口および日野煉瓦工場跡」を示すモニュメントを設置
3.大門橋跡を示すモニュメントを設置
4.矢の山公園の北側、かつての御立場付近に昭和30年代のパノラマ写真を展示
5.「万願寺の渡し跡」から日野宿へ通じる甲州街道古道を示す案内板の設置

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