北原の松本保さんが亡くなられました。
令和元(2019)年10月22日未明、北原の松本保さんが旅立たれました。
昭和7(1932)年4月10日のお生まれといいますから満87歳。あまりにも早いお別れとなってしまいました。
「たもっちゃん、たもっちゃん」と小さな子から大人まで誰からも慕われた松本さんでした。
私のような余所者に対しても心から歓待してくれた懐の深い人物でした。
床に伏せられる直前まで、電動車椅子で程久保の郷土資料館まで遠出するなど、その行動力には最後まで驚かされました。
日野宿発見隊の活動に当初からご理解をいただき、ご自身が撮った日野宿の写真をたくさん提供してくださいました。
庭先にあるビニールハウスのなかで夜遅くまで日野宿の昔話を聞かせてもらったことが昨日のように思い出されます。
提供していただいた写真をもとに写真集ができあがった時の松本さんの笑顔が忘れられません。
5月のスタンプラリーでは北原のとんがらし地蔵尊前で、手製のプレゼント(とうがらしと地蔵尊の謂れ書き在中)を参加者に手渡されていました。地元を愛する松本さんのお人柄がよくわかる光景でした。
本当にもっともっとたくさんお話を聞かせてもらいたかったです。
今は心からご冥福をお祈りするばかりです。
なお、生前の交友の広さを想像させる参列者の数に驚かされましたが、その通夜の際に、故人を偲ぶ遺品として写真集『まちかど写真館 in ひの』が展示されていました。
第一集(赤色)の表紙は松本さん撮影の写真です。