【終了】歴史的建造物を通して学び、味わう講座~日野宿発見隊編~ <番外編>

令和6(2024)年3月14日(木)、「多摩地域の住宅史 歴史的建造物を通して学び、味わう講座」と題し、たましん地域財団が発行する『多摩のあゆみ』「建築雑想記」執筆でもお馴染み、一級建築士・酒井哲さんを講師にお招きし、住まいの住宅史という観点から「日野宿本陣」について学ぶ講座を開きました。参加者は16名でした。
まずは、日野宿交流館3階大会議室にて1時間ほど、座学で支配階級・被支配階級、農民・武士の住まいの特徴を学び、その後、日野宿本陣へ移動。座学の内容を振り返りながら実際に日野宿本陣を見学しました。
新選組との関係から語られがちな日野宿本陣ですが、民家・武家屋敷、それぞれの特徴を掴みながら見学すると、徳川幕府の権威が揺らぎ始め、西洋の文化や知識が入ってきた変化の大きい時代に、日野宿名主・佐藤彦五郎は何を想い、何を願ってあの建物を建てたのか、ぼんやりと浮かび上がってくるように思います。
最後にcafe花豆さんでコーヒーとケーキを味わいながら、今回の講座について参加者で感想を交流しました。

今回は参加者を日野宿発見隊メンバーとその関係者に絞りましたが、もっと広く日野宿本陣の歴史・建築史的価値が知られ、長く引き継がれることを期待しています。(Y.I.)

座学
本陣内での解説
本陣内での解説
カフェ花豆にて懇談