「出水操作品展」(第115弾)を開催しました。

令和6(2024)年11月9日(土)、10日(日)の2日間、仲田の森桑糸公園内の旧農林省蚕糸試験場日野桑園第一蚕室(通称「桑ハウス」)で「出水操作品展」を開催しました。

★展示作品:高幡不動尊所蔵10枚組襖絵、薬王寺所蔵1点、日野市所蔵10点、個人所蔵5点

ご挨拶と出水操先生略歴

天気にも恵まれ、出水先生のご子息ご家族をはじめ、教え子の皆さんたち、また同時開催されていた産業まつりに来られた皆さんなど、2日間で787名(9日:320名、10日:467名)という大変多くの皆さんに出水先生の絵画をご覧いただきました。国有形文化財に指定された桑ハウスは展示された絵画にとてもマッチした素敵な空間となりました。

「こんなにたくさん日野の懐かしい風景を描き残して下さった方がいらしたんですね」と感想を述べられた方がいましたが、企画から開催準備と進めてきた日野宿発見隊のメンバー自身も驚きの連続でした。

日野を描かれた出水先生の風景画は私たちにとって大変貴重な文化遺産です。来場された方の中にも先生の絵をお持ちだというお話もお聞きしています。まだまだ他にも日野を描かれた作品が残されているようで夢が広がります。

高幡不動尊所蔵 「七生の四季」(襖絵)

今回は日野宿の桑ハウスでの開催でしたが、来場された旧七生地区の皆さんから、是非地元で開催をとのご要望もいただきました。うれしい限りです。

最後になりますが、この度の「出水操作品展」開催にあたり、ご理解ご支援をいただきましたご子息をはじめ、先生の絵画を快くお貸しいただきました高幡不動尊、薬王寺、日野市、また個人蔵の皆さん、この度は誠にありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。

【追記】11日(月)、9時半から後片付け作業にとりかかろうとしたところ、ひとりの年配の男性が見えられました。お話を伺うと、昨日までの開催と知らなかった由、昭和14年の生まれで、七生中時代の出水先生の教え子一期生とのことでした。ひととおり作品をご覧になられて大変喜ばれていました。