【終了】日野一中一年生の校外学習「郷土学習日野調べ-日野の魅力-」に協力<番外編>
平成30(2018)年11月2日(金)、午後1時半から午後4時まで、日野第一中学校からの依頼を受け、同校一年生の総合的な学習の時間「郷土学習 日野調べ-日野の魅力-」に、日野宿発見隊として協力してきました。
なお、これに先立ち、10月には事前授業として、同一年生全員を対象に小杉代表の講演が行われています。
この日は、一年生全員が小グループに分かれ、各グループ毎にあらかじめ決めたテーマについて、校外講師の指導を受けながら調べるという授業内容でした。 日野宿発見隊ではそのなかの「日野の地蔵・石仏について」と「日野用水について」の2つのグループを担当しました。
「日野の地蔵・石仏について」は加地前代表と北村さんが担当。
「日野用水について」は井上カメラマンと加藤副代表と事務局の石嶋が担当しました。
以下、「日野用水について」グループの様子を紹介します。
同グループのメンバーは、地元一小、仲田小、四小出身の生徒と、日野用水とはあまり接点がなかったという七生緑小と旭が丘小出身の生徒各1名で、計12名でした。
まず教室で、井上さんから事前に日野宿発見隊に渡されていた質問事項について、大方の質問は図書館で調べれば十分答えが得られるもの。図書館へいって調べようとの提案。(当日、図書館で所蔵する日野用水関係の資料を持参しました。)
今回は実際にまちの中を流れる用水を直接見ながら、いっしょにいろいろ考えてみようということになりました。
・日野用水ができたのはいつ頃。徳川時代の前。450年も前のこと。
・日野一中には校内を日野用水が流れるといったすばらしい環境がある。
(先日も、生徒会の呼びかけで清掃作業が行われました。)
・用水沿いの地形。校門前の用水沿いの段丘は古多摩川の存在の名残。
・用水に生息する生物。オイカワ、カワムツ、カマツカなど。
・多摩川には鮎の遡上。用水でも鮎が見られる。水環境の変化。
・空き缶などのごみの投げ捨て。用水を大切に思う心。
さて、旧日野宿の東の外れにくると、現在土地区画整理事業が進む中で、日野用水の流れに大きな変化が起きているのがわかりました。米の生産もますます減少するなかで用水の存在は厳しい現状にあることを知りました。
一中の正門を出て、目の前を流れる日野用水を下流方面に進み、旧日野宿の東の外れ、南側に旧雪印の工場跡地を見る辺りまでたどると、ちょうど近くの民間アパートの壁に架けられたパノラマ写真(日野宿発見隊製作)に昭和40年代のこの辺りの様子が写されていました。
半世紀を経て、用水を含め大きなまちの変化を生徒たちは実感できたようです。
暮らしのすぐ身近に存在する日野用水。今回の校外学習がきっかけとなり、日野の宝物として日野用水をこれからもいっそう大切にしていってもらえればありがたいと思います。
この後、学校に戻り、若干の質問を受けた後、今回の校外学習を無事終了することができました。
なお、まだ図書館の利用者カードを持っていない生徒も2名いましたので、最後に図書館利用を促すPRもさせてもらいました。